寝違えは頚部に限局して起こる筋肉痛の一種です、これは、不自然な姿勢での就寝で起こり、起床時またはしばらくして首が回らなくなる状態をさします。ほとんどの寝違えは一過性のもので、一日か二日程度で治りますが痛みは強力でその日の生活に支障をきたします、なかには、痛みが治まってもこり感が残ってしまう寝違えががありますので注意が必要です。 寝違えに対する鍼灸治療は患側頚部筋の圧痛箇所を中心に肩部、肩甲間部に対して行います。
寝違えの原因は頚部筋の過伸展によるものですが、普通の就寝では寝返りが頻繁に行われますのでそのような状態になることはありません。しかし頚部筋が疲労していたり緊張状態にありますと、寝返りが間に合わなくて寝違えを起こしてしまうようです。したがって就寝前に首の運動を軽く行うことによって寝違えは予防できます。ほとんどの寝違えは自然治癒しますが痛みが長引くようでしたらお近くの鍼灸院で治療されてみてはいかがでしょうか。