慢性肝炎

慢性肝炎

鍼灸治療

 慢性肝炎は6ヶ月以上に渡り、肝臓に炎症が持続して肝機能に異常をきたす状態をいいます、これにはウイルス性の慢性肝炎と自己免疫性の慢性肝炎があります。ウイルス性の慢性肝炎では、B型とC型があり、特にC型の場合は自覚症状があらわれないことが多く、病変は徐々に進行して20年から30年で肝硬変へ進展するといわれています。またウイルス性の慢性肝炎は、高頻度で肝癌発生の原因となる可能性があり、そのうち60%~70%はC型慢性肝炎によるものです。自己免疫性の慢性肝炎は、中年女性に好発し、肝臓に対して特異的に発症する自己免疫疾患です、この慢性肝炎は適切な治療が施されなければ比較的早く肝硬変に至る疾患でもあります。慢性肝炎の鍼灸治療は、ウイルス性の慢性肝炎では、西医でのインターフェロンによる治療と併用したものになります、治療は接触鍼と知熱灸によるもので、肝経を中心とした経絡治療と兪募穴治療を行います。またウイルスの活動を弱める為の免疫力増強を目指した治療も行います、そして自己免疫性の慢性肝炎は、体質改善を目指した治療となります。


予防・対策

 日本ではB型肝炎に関してはワクチンの普及と公衆衛生レベルの向上で幼少児感染は激減していますが、抗体をもたない若年者が東南アジア旅行などで感染するケースが増えているようです。C型肝炎に関しては血液を介して感染しますので感染経路は輸血によるものが最も多かったのですが、供血者スクリーニングが導入されてからは大きく減少しています。もし感染した場合は早期治療と食事療法及び適度な安静を心がけてください。慢性肝炎で鍼灸治療する人は少なく、したがって治療を行っている鍼灸院も少ないです。鍼灸治療を試してみたい方はあらかじめ問い合わせしたほうがよいです。

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