冷え症(冷え性)は、身体の特定の部位のみが特に冷たく感じ、それが耐えがたい場合をいいます、部位は腰部が最も多く、ついで足部が多くなっています。原因は、主に自律神経失調による血管運動神経障害であり、毛細血管の収縮で血行障害が起きてその結果、腰部や足部が冷たく感じます。 その他では鉄欠乏性貧血、更年期障害、レイノー病でも冷えを訴えます。西医における冷え症の治療は、病気としての分類がないことから、これといった治療法はなく、わずかに自律神経調整薬の投与とか心理療法などが行われている程度です。したがって冷え症の治療は、病態を身体全体の現象としてとらえる、東洋医学が主体となって行っています。冷え症(冷え性)に対する鍼灸治療は、原因が自律神経失調によるものですので、腰部交感神経への働きかけを中心に行い、血液循環改善とストレス緩和を目指した全身治療を行います。
冷え症(冷え性)を予防するには、まず冷えを感じたら我慢しないですぐ暖める癖をつけるようにしてください、また食事は温熱効果のある食材を多めに取るようにし、適度な運動を心がけ、ストレスを溜め込まないようにすることで、冷え症は予防できます。また頑固な冷えでお困りの方は、お近くの鍼灸院で治療されてみてはいかがでしょうか。